食と器の関係

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器は料理の着物

魯山人陶芸や書、絵画などで才能を開花させ、同時に、美食家としても知られる北大路魯山人。人気グルメ漫画の「美味しんぼ」に登場する海原雄山のモデルとしても知られています。

その魯山人は石川県には何度も訪れていて、加賀市の山代温泉にある九谷焼窯元須田菁華窯で九谷焼の絵付けを行い、作陶に目覚め、この時に陶芸家としての魯山人が誕生しました。

「料理とは、単に舌先 だけで味わうものではない。 器がくだらないものでは料理も生きない」と持論する魯山人は、後年、「器は料理の着物」という名言を残していますが、それほど器は料理にとって大切なものなのです。

南加賀で誕生し、発展してきた二つの伝統工芸。九谷焼はおよそ350年、山中漆器は450年の歴史の中で磨かれ、今も多くの作家、職人が手間暇をかけて、碗、椀、皿、鉢など料理をより美味しく味わうための様々な器を生み出し続けています。

 

いろは草庵

 

 

 

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